CSR JAL「空のエコ」リポート

気象予報士真壁京子のJAL「空のエコ」リポート Vol.7 航空機による大気観測でわかったこと!

JALでは1993年より、温暖化の原因のひとつとされる、上空のCO2濃度の観測を航空機により定期的に行っています。今回は、約20年にわたる観測の結果をお伝えします!!

真壁京子さんプロフィール

気象予報士。元JAL客室乗務員。
お天気キャスターの仕事の傍ら、環境問題への関心を持ち、さまざまな活動を展開。 TBS「ニュースバード」出演中。

1. 地上での植物の光合成や人間活動によるC02濃度の季節変動は、上空10km付近にまで伝播している!! 冬〜5月頃:C02濃度(高)植物による光合成の働きが弱いので濃度が高くなる! 6月頃〜秋:CO2濃度(低)光合成が活発になるたわ濃度は低くなる! 2. 世界にわたる広範囲で、上空のC02濃度分布がわかってきた!!春夏の違いでこれほどの変化が見られる!夏のシベリアでは低濃度! 3. 北半球で発生したC02が赤道上空を通って南半球に運ばれていることがわかった!! 矢印の動きに注目!

出典:Sawa et al., J.Geophys, Res., 2012. 資料提供:気象庁気象研究所・国立環境研究所

エコポイント
JALの飛行機による、20年にもわたる観測データによって地球規模での大気CO2濃度の分布や、その輸送の動きが3次元的に捉えられるようになってきました!!
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