コスモ石油株式会社 千葉製油所 さまの事例
安全文化のさらなる向上を目指し、ノンテクニカルスキルを習得。
社内のコミュニケーション強化と自律型組織の実現を両輪に、
安定操業と無災害の製油所づくりを推進。


コスモ石油株式会社 千葉製油所 さま石油精製業
1分でわかる!導入前の課題とその効果
- 導入前の課題
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- 安全文化を強化するに当たり、テクニカルな面は力を入れていたが、ノンテクニカルな面では課題があった
- ビジネスコミュニケーションの重要性を学ぶ機会が少なかった
- 受講した研修詳細
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研修名:(1)パイロットが実践 コミュニケーション研修
(2)新入社員研修期間 :(1)2023年9月、2024年11月
(2)2024年6月、2025年4月
- 効果
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- ノンテクニカルスキルの習得が自律型組織の形成に大きく貢献していることが数字からも明らかになった
- 研修で学んだことが日々実践されていると感じる場面が増えた
研修を実施する前の状況を教えてください
安全文化を醸成することの重要性を感じていた
製油所を安全に操業するためには多くの規則がありますが、それらを確実に遵守するための安全文化の醸成が極めて重要だと考えています。これまでも安全文化の強化に向けてさまざまな取り組みを行ってきましたが、さらなるレベルアップを目指し、新たに研修の導入を検討していました。特にこれまではテクニカルな面に注力してきたものの、ノンテクニカルな面であるコミュニケーションやチームビルディングという分野においては課題を感じていました。
新入社員研修においては、入社までにビジネスコミュニケーションの重要性を学ぶ機会がほとんどなく、学生気分が抜けきらない新入社員も多いのが実情としてありました。そのため、コミュニケーションの第一歩であるあいさつや職場の雰囲気づくりをしっかり学び、理解を深めてもらうことが大きな課題と考えています。
また、現場では大量の危険物を扱うため、わずかなコミュニケーションミスが重大な事故につながる可能性があります。だからこそ、職場の雰囲気を常に良好に保ち、新入社員を含めた全ての社員が意見を言いやすい環境づくりが必要だと考えています。
新入社員研修においては、入社までにビジネスコミュニケーションの重要性を学ぶ機会がほとんどなく、学生気分が抜けきらない新入社員も多いのが実情としてありました。そのため、コミュニケーションの第一歩であるあいさつや職場の雰囲気づくりをしっかり学び、理解を深めてもらうことが大きな課題と考えています。
また、現場では大量の危険物を扱うため、わずかなコミュニケーションミスが重大な事故につながる可能性があります。だからこそ、職場の雰囲気を常に良好に保ち、新入社員を含めた全ての社員が意見を言いやすい環境づくりが必要だと考えています。
そのような中、なぜ弊社の研修を導入いただけたのでしょうか?
現場業務の経験から得られる学びが多いのではないか
自社だけでは考え方が凝り固まってしまうため、自社文化に新たな知見を取り入れ考え方を柔軟にすべく、外部への委託を検討していました。その中からJALビジネスキャリアサポートを選んだ理由は、長年の現場実績に基づく安全意識の高い研修であること、異なる職種間で高いコミュニケーション能力を発揮している航空業界に興味と魅力を感じたこと、そして航空業界のリスク管理文化の成熟度が製造業よりも高いと認識しているためです。
新入社員研修については社内からの紹介がきっかけです。業務内容は異なりますが、根本的なあいさつや身だしなみの重要性は共通していると考えています。そのため航空業界の現場業務や文化から学ぶことが多いと期待し、導入を決定いたしました。
新入社員研修については社内からの紹介がきっかけです。業務内容は異なりますが、根本的なあいさつや身だしなみの重要性は共通していると考えています。そのため航空業界の現場業務や文化から学ぶことが多いと期待し、導入を決定いたしました。
研修に対する、実際の受講者の方・ご担当者さまの視点からの感想はいかがでしょうか?
研修での学びは日々の業務に活かすことができる内容だったと実感
受講者からは、コミュニケーションの取り方やチームビルディングに関する理解が大きく深まったとの声が多く寄せられています。研修では具体的な事例を用いたワークショップが好評で、日常業務にすぐ活かせる実践的な内容だったと感じています。特に状況認識や意思決定、コミュニケーション、チームワーク、リーダーシップに関する学びが多くありました。職場に戻ってからもスキルを活用し、チーム内の相互理解を深めながらヒューマンファクターへの意識向上を目指しています。
新入社員研修では社会人の基本姿勢、話し方、報連相のポイントの3つが特に有益だったと受講者からの感想が多くありました。グループディスカッションでは積極的に発言し、真剣に取り組む姿が見られ、受講生にとって非常に新鮮な研修になっていたのではないかと感じています。
新入社員研修では社会人の基本姿勢、話し方、報連相のポイントの3つが特に有益だったと受講者からの感想が多くありました。グループディスカッションでは積極的に発言し、真剣に取り組む姿が見られ、受講生にとって非常に新鮮な研修になっていたのではないかと感じています。
研修を経て、何か変わったことはありますか?
ノンテクニカルスキルの習得が自律型組織の形成に大きく貢献していることが数字からも明らかに
安全操業と安定供給を維持するため、独自の操業管理システムを導入しており、その一環として自律型組織の実現に取り組んでいます。年に一度実施するアンケートによる数値管理では、JALビジネスキャリアサポートのノンテクニカル研修を受講した年を起点に、組織の改善傾向が毎年見られ、この研修が自律型組織の形成に大きく貢献していることを実感しています。
新入社員においてはあいさつや職場の雰囲気に変化を感じています。日常的に職場内ですれ違う際にも、研修で学んだ内容が実践されていることを実感しています。4月時点ではまだ学生気分が残っている新入社員もいましたが、JALビジネスキャリアサポートの研修を通じて社会人としての基本的なマナーや心構えを身につけ、意識が引き締まったと感じています。今後の配属後も、受講した内容を継続して実践してもらいたいと考えています。
新入社員においてはあいさつや職場の雰囲気に変化を感じています。日常的に職場内ですれ違う際にも、研修で学んだ内容が実践されていることを実感しています。4月時点ではまだ学生気分が残っている新入社員もいましたが、JALビジネスキャリアサポートの研修を通じて社会人としての基本的なマナーや心構えを身につけ、意識が引き締まったと感じています。今後の配属後も、受講した内容を継続して実践してもらいたいと考えています。
なぜ、リピートをしていただけたのでしょうか?
学ぶことが楽しいと思える研修
1日の研修があっという間に感じられ、楽しく参加できたとの声が多く寄せられています。苦痛と感じることなく、むしろ研修自体を楽しんでいる点がリピートの大きな理由の一つです。講師である機長の説明も分かりやすく、製油所の実情を理解した上で対話や協調性を重視した内容は、高度なヒューマンコミュニケーションスキルの習得に役立っていると評価されています。現在は主に管理者層が受講していますが、若い世代への展開を望む声が多く、継続的な実施によってさらなる効果を期待しています。
新入社員研修においても受講者からの満足度が非常に高かったと感じています。社会人の基本であるあいさつなども含め、よりコミュニケーションと安全を密に繋げて、常に安全を考える現場向けに研修を考えていきたいと思っています。
新入社員研修においても受講者からの満足度が非常に高かったと感じています。社会人の基本であるあいさつなども含め、よりコミュニケーションと安全を密に繋げて、常に安全を考える現場向けに研修を考えていきたいと思っています。
今後はどのような職場や組織にしていきたいと考えますか?
部署の垣根を越えた情報共有やコミュニケーションを促進し、自律型組織の実現を目指す
製油所の特性上、大量の危険物を取り扱っていますが、それを安全かつ安定的に供給していくというのが我々の使命です。組織全体で部署の垣根を越えた情報共有やコミュニケーションを促進することで、事故防止や安定操業の基盤が築けます。こうした基盤を支えるためには、新入社員教育からノンテクニカルスキルを習得することが不可欠です。コミュニケーションを始めとしたノンテクニカルスキルを習得することで自律型組織の実現を目指していきたいと考えています。