CSR 機内誌SKYWARD連載中「空のエコ」

機内誌SKYWARD連載中「空のエコ」 JALグループの環境活動を毎月お伝えしています

羽田⇔伊丹・福岡・札幌線などを中心に就航しています。 「空港で、JALエコジェット・ネイチャーをぜひ見つけてください」(整備部門・鳥越さん)

1月号 地球や自然との調和を築く〜JALエコジェット・ネイチャー

 JALは、2008年6月に緑の尾翼の「JALエコジェット」を国内線に、2009年8月にはその2号機を国際線に導入し、2010年には名古屋で開かれた生物多様性に関する国際会議「COP10」のロゴマークをエコジェットに塗装するなど、航空機の機体でもエコ・メッセージを皆さまにお伝えしてきました。

 航空機の塗装には有機溶剤などの化学物質を使用します。環境メッセージを伝える特別塗装のために追加の塗り替え作業を実施すれば、逆に環境負荷を増やすことにつながるため、整備上で塗り替えが必要なタイミングを利用して実施しています。

「やはり、環境負荷に対する関心を持たずにはいられません。JALグループでは、90年代前半から機体外装用塗料の低VOC(揮発性有機化合物)化に取り組み、静電塗装やローラー塗装といった方法で塗料をムダにしないことも含めて、いかに環境負荷を低減するかを考え続けています」(整備部門の鳥越さん)

 塗装に当たっては、塗料のムダを省くためにシールを活用するなどの工夫もしているといいます。

 国内線エコジェット機材も、重整備の際に新しいロゴへと塗り替えられ、2011年9月30日、新しい特別塗装機「JALエコジェット・ネイチャー」が就航しました。この特別塗装機には、私たちが強く願う、「地球や自然との調和」をコンセプトとした5つのロゴが描かれています。

 JALは、これまでの活動を通じて、文化の多様性を支える生物多様性とエアラインとのつながりを強く意識し、自然との共生の大切さを実感しています。日本のエアラインとして、日本の美しい自然を大切にし、また、震災で大きな被害を受けた東北の農業や漁業など、自然と調和した生活を取り戻す挑戦を一緒に応援したいという思いを込め、それぞれのプロジェクトのロゴと、「空のエコ〜地球とともに」のマークを機体に描きました。

「今回は東北の復興への応援メッセージがデザインされています。昨年、ボーイング737-800型機の機体に『がんばろう日本』の言葉を入れたときと同じように、自分たちができることで応援しようという気持ちで作業を行いました」(同)

 これからも、活動を通じて、ひとりでも多くの方々と、「自然との調和」という思いを共有したいと願っています。

JALグループでは、さまざまな環境活動に取り組んでいます。航空会社ならではの取り組みを、現場の声を交えて、これからもお伝えしていきます。また、ホームページでも多彩な活動をご紹介しています。

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