JAL AI原則

JALグループは、お客さま・従業員をはじめとする全ての人々の人権を尊重し、人間中心の視点に立ってAIの利活用を推進します。安全運航の堅持や個人情報の保護をはじめとするJALグループが重視する価値を守るとともに、関係する法令・社会的ルールを遵守することは、私たちの責務です。AIがもたらすリスクに責任ある姿勢で取り組むため、役員会議体で承認された以下の「JAL AI原則」を定め、AIが生み出す結果に対する説明責任を果たす体制のもと、グループ全体でこれを共有し、遵守します。

1. 人間中心の原則

JALグループは、AIを人間の判断や創造性を拡張するための道具として活用し、お客さま・従業員の権利や利益に重要な影響を及ぼす意思決定については、人間が主体的に関与・介入できる体制を確保します。

2. 安全性の確保

JALグループは、AIシステムがその存続期間中、お客さま・従業員の生命・身体・財産、精神および環境に危害を及ぼすことがないよう、信頼性・堅牢性を確保し、起こりうるリスクを継続的に評価・管理します。また、基本的人権に対する侵害などの普遍的な価値に反するリスクのあるAIシステムは活用しません。

3. 公平性の尊重

JALグループは、人種、国籍、性別、年齢などの属性にかかわらず、AIが不当な差別や偏見を助長しないよう全ての人を尊重し、AIにおいても同様の思想のもと、開発・設計・提供・利用するよう努めます。

4. プライバシーの保護およびサイバーセキュリティ対策の実施

JALグループは、AIの開発・提供・利用において、お客さま・従業員の個人情報を含むデータを適切に管理し、プライバシーを保護するとともに、不正アクセスや意図しない改変から守るためのサイバーセキュリティ対策を講じます。

5. 透明性と説明責任の追求

JALグループは、AIシステムとの関わりや実行範囲を明確にし、結果に疑義がある場合には説明や訂正を求められるようにするとともに、AIが生み出した結果の責任の所在を明確にすることで、透明性の確保と責任ある情報開示に努めます。

6. 継続的な人財育成

JALグループは、AIの開発・設計・提供・利用に携わる全ての従業員がAIを正しく理解し、社会的に責任を持って活用できる知識・リテラシー・倫理観を持つために、教育・研修を継続的に実施します。

7. 社会の進歩発展に貢献

JALグループは、事業活動を通じて社会課題の解決と持続可能な社会の実現に貢献することを目指し、AI活用における相互接続性・相互運用性への留意や、可能な場合は環境負荷に配慮したAI活用を通じて、社会全体の価値創出を推進します。

8. AI原則に則ったAIの活用推進

JALグループは、AIシステムの開発、提供、利用に携わる全ての組織および個人が上記の原則に則ってAIを適切に管理・運用し、業務の効率化・高度化に活用できるよう、社内の業務プロセスおよびガバナンス体制を整備します。

AIの適正かつ持続的な利活用を推進するための取り組み

  • 当社では社内の情報セキュリティルール適合性の点検を年に1回以上実施しており、「機密性の高いAIへのアクセス制限」並びに「AIの倫理的使用とセキュリティに関する従業員のトレーニング」、及び必要により「AI生成コンテンツとAIによる意思決定の結果のラベル付け」に関して確認するプロセスを設けています。
  • 当社では新たなAIサービスの公開前にAI倫理審査分科会を必要により月に1回以上開催し、「AIモデルの公平性」の確保に加え、公開後においても、必要により「定期的なAIのパフォーマンス検証」の実施を義務付ける判断を実施し、AI倫理審査分科会の審査内容に則り継続的な評価・検証を行いながらAIサービスを運用しています。
  • 当社ではホームページより当社サービスに関する問い合わせを行うための専用の窓口を設置しており、当社が提供するAIサービスの判断結果に対するお問い合わせや、AIサービスにお気づきの点がある場合は、当該窓口を通じてお客さまのご意見を伺うこととしています。
  • 当社はAI活用を含むDXにより、環境・社会への貢献することを含む、業務やサービスの改革を目指しており、JAL Vision 2035の実現を目標に取り組みを進めています。
  • JAL Vision 2035は経営戦略ページを参照