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安全の層を厚くする3つの分野、9つの取り組み

世界最高水準の安全管理システムへ進化

安全に関するデータを統合・管理し、何層もの対策で事故を未然に防ぎます。

統合型安全データベースを活用したリスク管理

分散している安全情報を統合することで、分析と対策の質を向上させ、リスク管理を効率的に行います。2019年度は、データに基づく安全管理を定着させていくとともに、データベース機能の改善や定期的なSPI(*)監視、活用範囲の拡大などを図ります。

(*) Safety Performance Indicator:安全状態を監視する指標

ヒューマンファクターズに基づくエラー分析の強化と対策の実施

環境や組織的な要因まで踏み込んだ分析と対策でヒューマンエラーを防止します。2019年度は、HFACS(*)分析をより幅広い分野で容易に活用できるように改良し、グループへの更なる浸透を図ります。また、インタビュー手法導入により、ヒューマンエラー分析力の強化を図ると共に、ヒューマンファクターズに基づく再発防止策を行います。

(*) Human Factors Analysis Classification System

不安全行動だけでなく事象発生の潜在的要因まで含めた分析を行い、手順や作業環境、組織的な要因などの是正を通してヒューマンエラーの発生を防止する手法。

飲酒による安全阻害の撲滅

飲酒を安全問題として捉え、飲酒により安全を阻害する行為を撲滅します。飲酒対策の確実な実施と内部監査による監視、全社員の意識改革に取り組むことで、飲酒に起因する安全への影響を撲滅します。

落下物防止対策の一層の推進

2020年の羽田空港発着枠増枠に伴い都心上空を通過ルートが計画されています。落下物防止対策を一層進めるために、不具合事例の幅広い情報収集と分析による日常点検の強化と迅速な対策を実施していきます。また、他航空会社やメーカーとも連携し、更なる対策を推進していきます。

お客さまの安心への取り組み

運航安全だけでなく、お客さまのお怪我や旅客による安全阻害行為についての対応など、安全問題を幅広く捉えて課題に取り組み、お客さまの信頼回復と更なる安心に繋げます。さらに、品質管理など、安全管理以外の課題に対しても安全管理の手法を用いてその解決を支援します。

世界最高水準の保安管理システムへ進化

全社員の保安意識を高め、保安リスクの管理を強化します。

保安管理システムの確実な運用

保安リスクの分析・評価・管理を体系的に行うことで、グループ全体の保安を高い水準に維持します。2019年度は、保安監査などによる保安体制の監視と改善を行い、グループ全体での保安管理システムの運用定着を推進します。また、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、国と連携した対策や保安検査機器の高度化など、万全な準備を進めていきます。

全社員で保安を守る意識の醸成

全社員が事案に対する初動と報告を適切に行えるよう、保安意識と保安に関する感度を高めます。2019年度も、保安キャンペーンや空港ロービング、定期的な保安意識啓発情報の発信などによる継続的な保安意識の啓発を行います。

過去の事故の教訓を確実に継承

すべての社員が安全の重みを常に心に刻んで安全運航を守り続けます。

三現主義に基づく安全意識教育の実施

三現主義(現地・現物・現人)に基づく安全意識教育により過去の事故の教訓を継承します。2019年度も教育を継続するとともに、安全啓発センターの資料充実や現人の経験を確実に継承する機会の提供を通して、学びの質をさらに高めていきます。

緊急脱出研修の実施

社員の当事者意識を高め、緊急脱出に遭遇した際に、適切に行動するための研修を実施します。2019年度は、海外スタッフや障がいのある社員向けの研修機会を設けるとともに、社外研修施設も活用するなどして、全社員の受講を促進します。

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