マイル・ライフ・インフラ
非航空事業を新たな収益源に
多様な商品・サービスの展開により、人や地域をつなぐビジネスを創造します。
- マイル・ライフスタイル領域:つながりを生み出すマイルライフサービスの展開
- エアモビリティ領域・MaaS:離島・山間部などの輸送インフラの確立
- 受託領域:外国航空会社便の受託によるインバウンド旅客増への貢献
- 旅行・地域領域:関係人口を生み出す新たな移動(ニューツーリズム)の創出とソリューション営業による地域の価値の最大化
マイレージ・ライフスタイル領域
新たなつながりを生むマイルライフサービスの拡大
毎日の暮らしと人生をもっと豊かにする多様なサービスを提供し、航空ご利用以外でのマイルを「ためる」「つかう」シーンを拡大します。さらに、日常でのご利用を反映する新たなステイタスプログラムにより、新たな顧客層を拡大します。また、非航空の中核会社JALUXのノウハウを活かしたコマース事業の拡大により、成長を実現します。
JALマイルライフ構想
日常生活やライフステージにおける多様なサービスを提供し、マイルを「ためる」「つかう」シーンを拡大する「JALマイルライフ構想」を引き続き推進し、顧客層の拡大・利益成長を実現します。
具体的には「JAL Pay」の機能拡充やオンラインショッピングモール(JALMall)の開設などにより、グループ会社とともに日常生活におけるマイルのためやすさ・使いやすさを追求します。
今後は介護、エンタメなど新規分野へのマイレージサービス拡大と、新規事業への投資などを組み合わせ、さらなる事業領域の拡大と利益成長を追求します。同時に、お客さまの航空利用のみならず非航空領域でのご利用も反映する新たなステイタスプログラムの開始や、JMB会員向けの新スマホアプリをリリースします。
エアモビリティ領域・MaaS
人や物が自由に行き交う未来の実現
新たな移動価値の提供に向け、JALグループの空の安全に関するノウハウを活かし、ドローンや空飛ぶクルマの社会実装に向けた取り組みを進めます。また、新たな地域の人流を生み出す取り組みとして、多様な交通サービスとつながり目的地までシームレスな移動を提供する「JAL MaaS」を拡充していきます。
エアモビリティ
- ドローンの安全・運航管理の仕組みを活かした「ドローン活用支援サービス」を広く提供し、ドローンが日常の一部となる世界を目指して、ドローンサービスの普及に貢献していきます。
- 万博をきっかけに「空飛ぶクルマ」の事業化を進め、人や物が自由に行き交う心はずむ社会・未来の実現に貢献します。
MaaS
- 従来の空港間を結ぶ移動サービスを拡大し、航空で培ってきたDXやプロモーションなどのノウハウを活かして、出発地から目的地まであらゆる交通モードと連携し、お客さまがスマホ一つでワンストップでサービスを利用できる世界を実現していきます。
- 移動におけるニーズや課題やに着目し、手荷物フリーによるシームレスな移動やラストワンマイルサービスの提供など、新たな移動・旅行体験を実現していきます。
受託領域
人や物の往来の再開・回復を支える確かな応需体制
外国航空会社の運航再開を支え、人流・物流の活性化に貢献します。空港、整備、貨物のそれぞれにおいて、JALグループの培ってきたスキルと保有するアセットで高品質なサービスを提供します。さらにパートナーとの連携などにより需要の変化に柔軟に対応できる体制を構築し、シェアの拡大を図ります。
旅行・地域領域
移動・つながりの創出で地域の課題解決を図る
多様化する課題やニーズに対応し、課題解決型のソリューション事業を拡大していきます。人流を生み出すため、ワーケーションやアドベンチャートラベルなどの新たな移動目的(ニューツーリズム)を創出するとともに、その価値によるウェルビーイングも実現します。また、商流を通じた地域産業支援や魅力発信による地域の価値の最大化を図り、関係人口を創出します。
お客さまの環境に対する意識の高まりやコロナ禍の影響によるライフスタイルの多様化、ワークスタイルや意識の変化による旅客需要構造の変化、EC市場の急成長による購買チャネルの多様化と販売手法の変化などが顕在化し、ニーズや課題が多様化しています。JALグループは、お客さまの多様化するニーズや課題へ、長年培ってきた営業力を活かした対話を通じて、商品・サービスを活用したソューションを提供することで、持続的な事業の拡大と成長を目指します。
地域の課題に対しては、人流・商流の創造に貢献するJALの強みを活かしたソリューションを提供し、移動を通じた関係・つながりの価値の創造で、地域と共同して課題解決を図ります。
新たな人流の創造と地域活性化への貢献
「ワーケーション」「アドベンチャー・トラベル」「農泊」を軸に魅力ある商品の造成・提供をはじめ、テーマ性のあるオプショナル商品の拡充により新規需要を創出する他、多様化するニーズの対応と地域の課題解決につなげるため、インバウンドの地方誘客や体験型教育旅行などを展開することで、観光産業の回復と地域経済の活性化を目指します。新たな人流(移動)の創出によって生み出す「関係・つながり」によって、持続可能な観光の実現と地域活性化、そしてウェルビーイング向上を図ります。
新たな商流の創造により地域経済に貢献
人流だけではなくモノが行き交うことも、地域との「関係・つながり」の創出に結びつくため、JALふるさと納税や地域産品をご利用いただいているお客さまや、インバウンド旅客に向けて、継続的に地域産品を購入できるよう、ECサイトを提供します。さらに、生産地を訪れたくなるように、商品が生まれた背景や風土を紹介し、地域産品を通じて日本各地の魅力を伝えることで地域への誘客にもつなげます。また、地域特性のある商品づくりによって、付加価値を創造します。
その他の領域
その他の領域においても、お客さまの利便性向上を通じてJALグループの企業価値の最大化に努めています。
農業事業
観光農園・農家レストラン運営・プライベートブランド商品開発。
ビジネスジェット事業
チャーターフライト手配・グランドハンドリング・オーナー所有機マネジメント。
JAL Innovation Lab
社内外の知見を活かして新しい付加価値やビジネスを創出する“オープンイノベーション”の活動拠点。