ステークホルダーとの対話
サプライチェーン上の人権についての対話
航空事業のグローバルなサプライチェーンに関して、社会情勢および事業環境の変化を把握し、取り組みに活かしていくため、2022年4月に下田屋毅氏との対話を行いました。
下田屋 毅 氏
1991年大手重工メーカー勤務を経て、2007年渡英。英国イースト・アングリア大学環境科学修士、英国ランカスター大学MBA修了。2017年にASSCを設立。サプライチェーン上の環境・社会課題の解決を行うべく活動を行っている。
一般社団法人ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーン(ASSC)
創始者 下田屋 毅 氏
2021年度に引き続き、下田屋毅氏をお招きし、サステナビリティ推進委員会を構成する役員とのダイアログを実施しました。前回のダイアログでは、コロナ禍における雇用維持が人権課題と捉えられる可能性があるという指摘をいただき、実際の取り組みに反映しましたが、今回のダイアログでは、サプライヤーと対話することの重要性や、LGBTQの理解促進に向けた取り組みの不足など、貴重なアドバイスをいただきました。いただいたアドバイスをふまえ、2022年度の人権デューデリジェンスの重点課題を定め、当サイトで公開しています。
今後も、JALグループでは社会との対話を継続しながら、社内規程に明確に定めた人権DDの仕組みに則り、人権の尊重が普遍的な価値であるとの考えのもと、あらゆる人々の人権を尊重する責任を果たしていきます。
国連食料システムサミット意見交換会
2021年9月23・24日にニューヨークで「国連食品システムサミット」が開催されました。
「国連食料システムサミット」(FSS:Food Systems Summit)とは、「国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成のためには持続可能な食料システム*への転換が必要不可欠」というグテーレス国連事務総長の考えに基づき開催された、国連主催のサミットです。同サミットは、食料システムの視点で捉えて、その持続性の確保を世界的な共通の課題として議論し、今後のあるべき姿を示そうとする各国ハイレベルによる初めての国際会議です。
これに先駆け、2021年4月26日に農林省が官民連携のための「国連食料システムサミット意見交換会」を開催し、JALも参加しました。
*食料システムとは、食料の生産、加工、輸送および消費に関わる一連の活動のことを指し、本サミットの科学グループにおいては、「農業、林業または漁業、および食品産業に由来する食品の生産、集約、加工、流通、消費および廃棄に関するすべての範囲の関係者およびそれらの相互に関連する付加価値活動、ならびにそれらが埋め込まれているより広い経済、社会および自然環境を含むもの」とされています。
(農林省HP別ウィンドウで開くより引用)