トップメッセージ
日本航空株式会社
代表取締役社長
グループCEO
鳥取 三津子
2024年4月
本年は、元日に能登半島地震、その翌日には羽田空港でJAL516便の事故が発生し、新年早々から大変心が痛む幕開けになりました。犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご関係の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。命の尊さ、大切さを胸に刻み、「いついかなる時もお客さまをお守りする」という強い想いをあらためて感じた次第です。JALグループの全ての業務は、その先のどこかで必ず安全につながっています。航空会社の責務であるという揺るがぬ信念を持って、安全運航に取り組んでまいります。
私が入社した1985年に、日本航空123便の御巣鷹山事故が発生しました。客室乗務員として乗務を開始したばかりの頃でございましたが、当時受けた衝撃は今も心に深く刻まれており、当時を知る者として、安全運航の大切さを次世代に継承していく責任も強く感じております。
安全はJALグループ存立の大前提であり、これまでもこれからも変わらぬ私たちの使命です。これまでに培ってきた揺るぎない安全文化を基盤として、安全を守る最後の砦である一人ひとりの人財を育成し、全社員一丸となって確かな安全を守り抜きます。