安全管理の方針
JALグループは、企業理念のもと、安全の基本方針として、「安全憲章」を制定し、安全管理規程に定めています。 経営トップから第一線の社員までの一人 一人は、この憲章に則り、安全管理の考え方と方針を正しく理解し、日々の業務を遂行しています。
安全管理システムの運営方針
安全管理システムは、「安全の方針と目標」、「安全に係るリスクの管理」、「安全の保証」および「更なる安全性の向上のための取り組み」の4つの柱から成り立っています。JALグループでは、経営が安全方針を表明し、各社にて周知するとともに、当年度の安全目標を設定し、経営を含むJALグループ全社員が一体となって安全管理システムに基づき業務を遂行することによって航空の安全の維持、向上を図っています。
さらに、高い安全水準を確保するために、経営、各部門、安全推進本部において安全に関するPDCAサイクルを確実に回し、それらを有機的に結びつけることで、安全管理システムを機能させ継続した改善を行っています。
経営
経営は、グループ安全対策会議において、JALグループ全体の安全管理の方針を策定し、安全目標の達成状況、安全監査の結果、安全施策の進捗状況、重大な事故・トラブルの発生状況および予防・再発防止処置の状況などの報告を受け、経営として必要な対応を決定し、実行を指示することで安全管理システムを運営しています。
各部門
各部門では、部門レベルで安全管理システムの運営を推進し、運営、改善状況を経営および安全推進本部へ報告しています。PDCAサイクルを回した結果や、経営、安全推進本部からの指示を受け、改善につなげています。
安全推進本部
安全推進本部は、JALグループ全体の安全管理システムの運営を推進しています。その結果や、経営からの指示、各部門からの報告を受け、改善につなげています。また、安全管理システムの運営、改善状況を経営へ報告する他、各部門の課題を抽出し、改善を指示しています。
安全の目標
JALグループでは、航空運送事業の遂行にあたって、目指すべき安全レベルについての目標を定め、各部門はこの目標を達成するために必要な具体的取り組みを設定し遂行します。各目標については、毎年その達成結果を評価し、必要に応じ修正または新たな設定を行います。
規程類の設定および管理
JALグループでは、関係法令等、国際基準の定めに従って、安全に係る規程および業務基準・手順等を定めて文書化しています。また、それらを関係する社員に確実に周知する体制を整備しています。