トップメッセージ

日本航空株式会社
代表取締役社長
グループCEO/SDGs総括(CSuO)
赤坂 祐二
2023年8月
ESG戦略を価値創造・成長を実現する最上位の戦略に
長く続いたコロナ禍を乗り越える中で、社会課題とJALグループの事業との関係の深さを改めて認識し、社会課題の解決を自らの事業ミッションとしていくことに思い至りました。
2030年に向けた「JAL Vision 2030」では、「安全・安心な社会」「サステナブルな未来」を創り出し、多くの人々やさまざまな物が自由に行き交う、心はずむ社会・未来の実現を思い描いています。
今般、中期経営計画ローリングプラン2023において、JALグループのサステナブルな成長に向けた取り組みを加速することを目的に、ESG戦略を中期経営計画における「価値創造・成長を実現する最上位の戦略」として位置づけ直しました。
JALグループのESG戦略は、サステナブルな人流・商流・物流を創出し、関係人口を拡大することで、航空輸送のサステナビリティと企業価値の向上を実現することにあります。「移動を通じた関係・つながりを創造することで社会的・経済的価値を創出し、企業価値を向上する」という価値創造ストーリーのもと、最上位戦略であるESG戦略と事業戦略を整合させ、各領域の事業目的を再定義し、ESG戦略を力強く推進してまいります。そのために、航空輸送におけるカーボンニュートラルの実現、人口減少社会における人財の確保といった経営課題に取り組み、JAL Vision 2030の実現に向けて全社員一丸となって進んでまいります。