JAL Corporate SAF Program
プログラム概要
「JAL Corporate SAF Program」は、当社で消費したSAFにより創出されるCO₂排出量削減の環境価値を証書化して参画企業に提供する仕組みです。
- 航空利用によるCO₂排出量を、本プログラムを通じて削減することができます。
- 利用実績に基づきCO₂排出量を可視化することができます。
- 排出削減証書は、 TCFD 、CDPなどが求める開示情報の算出に使用(統合報告書などへの反映)できます。
- 航空業界の脱炭素化に向けたSAFの普及・拡大を通じて、持続可能な空の旅に貢献できます。
排出削減証書
TCFD 、CDPなどが求める開示情報の算出に使用(統合報告書などへの反映)できます。
- 当社がSAF供給事業者から受領するSAF証書を元に、排出削減量を割り当てて証書を発行します。
- 当社が使用しているSAFは、国際的に認知されている持続可能性基準を満たした製造業者から購入しています。
- 第三者機関に妥当性確認を受けた透明性、社会的信頼性を確保した証書を発行します。
第三者保証に関しては、以下をご覧ください。
参画企業のご紹介
株式会社近鉄エクスプレス、横河電機株式会社、一般財団法人 運輸総合研究所
お問い合わせ
「JAL Corporate SAF Program」に関するお問い合わせは、以下よりアクセスください。
SAFとは
SAF(Sustainable Aviation Fuel)とは、「持続可能な航空燃料」のことです。原油を原料とした従来の航空燃料と異なり、使用済みの食用油や獣脂、農産物の非可食部、森林残渣などを原料としており、原料の生産・調達から製造、輸送、燃焼までのライフサイクルにおいて、従来の航空燃料に比べてCO₂排出量を約80%削減できるといわれています。
JALグループでは、2030年度に全燃料搭載量の10%をSAFに置き換えるという目標を掲げ、業界を超えた他企業との連携などを通じて国産SAFの製造・商用化に取り組むなど、サステナブルな空の旅の実現に真摯に向き合っています。
GHGプロトコルとScope3基準
GHGプロトコルはWRI(世界資源研究所)とWBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)が共催している組織です。Scope3基準はそのGHGプロトコルが2011年11月に発行した組織のサプライチェーン全体の排出量の算定基準です。
正式名称は「Corporate Value Chain (Scope3) Accounting and Reporting Standard」。Scope3は、15カテゴリに分類され、カテゴリ1から8が上流、カテゴリ9~15が下流に位置付けられており、航空輸送に関わる部分では、カテゴリ4(輸送・配送)、カテゴリ6(出張)、カテゴリ9(輸送・配送)が対象になります。
※1 その他のカテゴリー 1:原材料、2:資本材、3:Scope1,2に含まれない燃料およびエネルギー関連活動、5:廃棄物、7:通勤、8:リース資産
※2 その他のカテゴリー 10:製品の加工、11:製品の使用、12:製品の破棄、13:リース資産、14:フランチャイズ、15:投資
※1 Scope3基準および基本ガイドラインでは、輸送を任意算定対象としています。
※2 Scope3基準および基本ガイドラインでは、輸送を算定対象外としていますが、算定いていただいても構いません。
SAFの取り組み紹介
JALグループのSAFに関する取り組みについては、以下をご覧ください。