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バイオジェット燃料の開発促進と活用

東京書籍の教育総合サイトEduTown SDGsにて、JALのバイオジェット燃料に関する取り組み事例「二酸化炭素を減らしてクリーンな空の旅を」が紹介されました。
取り組みについての詳細はEduTown SDGs Webサイト別ウィンドウで開くをご覧ください。

基本的な考え方

航空業界ではこれまで、使用燃料の削減という観点からCO2削減に取り組んできました。今後更に削減するためには、使用する燃料自体の質を変える必要があります。この観点から、欧米を中心とした世界各国でバイオジェット燃料の開発や実用化が進められており、2030年以降の本格的な普及が予想されています。このような流れの中で、JALグループとしてもバイオジェット燃料利用のリーディングエアラインとなるべく、積極的な投資や定期便での利用、情報発信を行っています。
JALグループのバイオジェット燃料に関する取り組みはJAL:バイオジェットで空を飛ぶ別ウィンドウで開くをご覧ください。

当社便の運航への利用

2009年にアジア初の非可食原料によるバイオジェット燃料を用いた試験飛行を実施しました。また、2017年11月にシカゴ・オヘア国際空港から成田空港、2019年1月にサンフランシスコ国際空港から羽田空港へのバイオジェット燃料を搭載した当社便の運航を行いました。また、2019年6月以降、エアバスA350型機の受領に際し、フランス・トゥールーズのエアバスの工場から羽田空港までのデリバリーフライトには常にバイオジェット燃料を使用しています。

バイオジェット燃料製造会社への出資

JALグループは2018年9月、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構および丸紅株式会社と共同で、米国カリフォルニア州にあるFulcrum BioEnergy,Inc.(以下フルクラム社)の株式の一部を取得しました。バイオジェット燃料製造事業への出資としては、日本企業で初めての案件となります。フルクラム社は、通常は埋め立てて廃棄される一般廃棄物を原料としてバイオジェット燃料を製造するプロセスの開発に取り組んできました。製造技術は国際標準化・規格設定機関であるASTM Internationalによる燃料規格も取得しています。現在、ネバダ州に第1号プラントを建設中であり、2021年に稼働予定です。さらにインディアナ州での建設計画を発表するなど、今後も複数のプラントの展開を予定しており、バイオジェット燃料の大量生産について、実現性が最も高い企業の一つです。そのため、JALグループとしても、フルクラム社との関係を強化することで北米発便を中心に、同社から供給されるバイオジェット燃料の搭載を進め、CO2排出量削減を実現していきます。

建設中のバイオジェット燃料製造プラント(2020年12月現在)
フルクラム社のバイオジェット燃料製造プロセス

国産バイオジェット燃料導入に向けた取り組み

日本政府は、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたバイオジェット燃料の導入までの道筋検討委員会」(通称:道筋検討委員会)を設置し、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)をマイルストーンとして、国産バイオジェット燃料の生産に取り組んでいます。JALグループは道筋検討委員会のメンバーの一員として、東京2020大会開催時に国産バイオジェット燃料で運航するとともに、2030年の国産バイオジェット燃料普及を目指し、さまざまなステークホルダーをつなぎ、製造から使用までのサプライチェーン整備に、オールジャパンの一員として貢献していきます。
国産バイオジェット燃料導入の具体的な取り組みについては、NEDO バイオジェット燃料生産技術開発別ウィンドウで開くをご覧ください。

10万着で飛ばそう!JALバイオジェット燃料フライト

お客さまをはじめとする多くの方々から集めた衣料品(綿)を原料とし、国産バイオジェット燃料の製造に挑戦するプロジェクト、「10万着で飛ばそう!JALバイオジェット燃料フライト」を2018年10月から実施しています。2018年の衣料品回収期間中(約3ヶ月間)に約50社の企業にご協力いただき、全国から約25万着が集まりました。2019年2月から、Green Earth Institute株式会社の技術サポートのもと、公益財団法人地球環境産業技術研究機構が開発したバイオプロセスを使用し、集まった衣料品(綿)からバイオジェット燃料の製造に挑戦。2020年3月下旬に、無事燃料を完成させることに成功しました。世界的にはバイオジェット燃料の実用化が進んでいるものの、国産バイオジェット燃料の完成は国内で初めてのことです。この成功により国内の技術力でバイオジェット燃料が製造可能であることを立証することができました。

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