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安全に関わる装置・装備

空の安全のために、JALグループはさまざまな技術を取り入れています。
衝突防止警報装置や救命胴衣など、お客さまの安全を守る装置・装備をご紹介しております。

パイロットと共に危険を察知する3つの目

別の飛行機から受信した電波を基に最適な回避方向を指示

衝突防止警報装置
Traffic alert & Collision Avoidance System/TCAS

飛行機同士がある一定の範囲以上に接近しつつある場合、両機のパイロットに警報を出すと共に回避操作を指示する装置です。

航空機のデータと実際の地形を照合

強化型対地接近警報装置
Enhanced Ground Proximity Warning System/E-GPWSS

飛行機が、地面や海面に、ある一定の範囲以上に接近した場合や、衛星などから得られる自機の位置と地形データとを照合して山肌など前方の障害物にある一定の範囲以上に接近している場合に、パイロットに警報を発して危険を知らせる装置です。

ウィンドシア警報装置

局地的に風向や風速が急激に変化する現象をウィンドシア(Windshear)といい、この現象に飛行機が遭遇すると、最悪の場合は事故に至る危険もあります。こうしたウィンドシアに遭遇することが予想される場合、あるいは遭遇した場合に、パイロットに警報を発して危険を知らせる装置です。

お客さまの安全を確保する機内装備

酸素マスク

万一、システム故障などにより客室内に十分な酸素が供給できなくなった場合には、酸素マスクが自動的にお客さまの目の前に下りてきます。マスクを強く引いて鼻と口にあて、ゴムひもを頭にかけてください。

救命胴衣

飛行機が緊急着水した場合に身につける救命胴衣が、各座席下またはひじ掛け下など、すぐに取り出せる場所に備えられています。
頭からかぶって着用します。幼児用も用意されています。緊急時以外には、お手を触れないようお願いします。

緊急脱出のための装備

緊急脱出スライド

緊急脱出が必要な場合に備えて、非常口には緊急脱出スライド(すべり台)が装備されています。非常口を開けると、スライドが自動的に膨張・展開します。

救命ラフト

飛行機が緊急着水した時に使用するボートです。飛行機の種類によって、緊急脱出スライドがそのまま救命ラフトになるタイプと、客室内に収納され膨張・展開して使用するタイプがあります。救命ラフトには雨風等を防ぐカバー、非常用食糧、遭難信号の発信装置および薬品などが内蔵されています。

非常用通路照明

通路の床、座席側面、非常口等に表示灯が装備されています。夜間や客室内に煙が充満した場合の緊急脱出時に、出口を確認しやすくするためのものです。

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