第2回トランジション・リンク・ローン
トランジションボンドに加え、トランジション・ローンおよびトランジション・リンク・ローンフレームワークを策定し、トランジション・リンク・ローンの組成を決定しました。今後も、JALグループ一丸となってESG戦略の着実な遂行により持続可能な社会の実現に貢献していきます。
トランジション・リンク・ローン 借入概要
トランジション・ローンおよびトランジション・リンク・ローン適格性に関する
第三者評価
トランジション・リンク・ローンの調達にあたり、国際資本市場協会(ICMA)の定める「クライメート・トランジション・ファイナンス・ハンドブック(Climate Transition Finance Handbook)2020」および金融庁・経済産業省・環境省の定める「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針2021年5月版」、ローンマーケットアソシエーション(LMA)が定める「サステナビリティ・リンク・ローン原則2021」「グリーンローン原則2021」、環境省が定める「グリーンローンおよびサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2022年版」に則り、トランジション・ローンおよびトランジション・リンク・ローン・フレームワークを策定しました。なお、本フレームワークは第三者評価機関である日本格付研究所(JCR)より、セカンドパーティ・オピニオンを取得しています。
トランジション・ローンおよびトランジション・リンク・ローン・フレームワーク
概要
1.KPIの選定
2.SPTsの測定
3.ローンの特性
ローン特性は、SPTsの達成状況により変動します。変動内容については、本フレームワークに基づくトランジション・リンク・ローンの契約書等において具体的に特定します。
SPTs達成状況の判定日は、2026年および/または2031年とし、具体的なタイミングはローン契約書等により規定します。SPTs判定日にSPTsを充足している場合、SPTs判定日またはそれ以降のいずれかの日を開始日とする各利息計算期間において、各SPTsの充足要件に応じた指定の金利優遇措置を適用します。適用条件はSPTsの判定結果と連動し、当社の経済的インセンティブとして機能します。
4-1.調達資金の使途
4-2.プロジェクトの評価と選定のプロセス
当社財務部が関連する事業部門と協議を行い、適格プロジェクトを選定します。調達資金の使途を限定するトランジション・リンク・ローンまたはトランジション・ローン組成に際し選定された適格プロジェクトについては、財務・経理本部長が決定します。
事業の適格性の評価については、適格クライテリアを踏まえ、総合的に分析・検討しています。また、事業の運営・実施にあたっては、関係する各部において周辺環境の保全に取り組んでいます。
4-3.調達資金の管理
当社では調達資金の使途を限定するトランジション・リンク・ローンまたはトランジション・ローンによる調達資金について、全額が充当されるまで年次で、 当社財務部が内部管理システムを用いて調達資金の充当状況を管理します。調達資金の使途を限定するトランジション・リンク・ローンまたはトランジション・ローンの調達資金相当額の全額が充当されるまでの間は、現金または現金同等物にて管理されます。
レポーティング
KPI・SPTsに関する項目
資金の充当状況
インパクト・レポーティング
当社は、トランジション・リンク・ローンまたはトランジション・ローンの調達資金が充当されるまでの間、以下の指標およびプロジェクト概要を、実務上可能な範囲で当社ウェブサイトにてレポーティングします。
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