カーボンクレジットの活用
JALグループは、航空機から排出されるCO2の削減において、省燃費機材への更新や持続可能な航空燃料(SAF)の活用を最優先に進めています。これらの直接的な削減努力に加え、国際航空機関(ICAO)のCORSIA制度への考え方に賛同し、航空以外の業態で抑制されたCO2排出量を購入する「カーボンクレジット」を活用することにより、削減が困難な残余排出量への対応を推進しています。
1.カーボンクレジット市場形成への参画と信頼性の向上
透明性と信頼性の高いカーボンクレジット市場の形成に向け、社内外で多角的な取り組みを推進しています。
- JALグループカーボンクレジット活用規程の制定
2025年10月、グループ全体がクレジットを活用する際の基本的な考え方を策定しました。これにより、目的に沿った高品質なクレジットを厳選して活用できる体制を整えています。 - 国際的な基準への準拠
ICAOが定める「CORSIA」等の基準に基づき、環境への追加性や永続性が保証されたクレジットを厳選して活用しています。 - BeZero Carbonへの戦略的出資
カーボンクレジットの世界的格付機関であるBeZero Carbon社への戦略的出資を行いました。このことは、グローバル・アワード「Corporate Startup Stars 2025」のTop100選出という形で高く評価されました。
同社の科学的アプローチによる品質重視の姿勢と当社のカーボンクレジット活用の基本的な考え方には親和性があり、ともにカーボンクレジット市場の高品質化に貢献したいと考えています。
2.地域との連携
日本の地域経済活性化に寄与する「地産地消型」のカーボンクレジット創出・活用に取り組んでいます。
- ブルーカーボンへの挑戦
航空会社として海との関わりも重視し、藻場や干潟によるCO2吸収(ブルーカーボン)の活用についても、地域パートナーと共に研究・展開を進め、気候変動緩和策の拡大、未来を担う地域の子どもたちへの学びの提供、地域の養殖産業の維持・活性化にもつながっています。
- 地域への還元
地域の環境保全活動の財源となる循環モデルを構築し、持続可能な地域社会の発展に貢献しています。
北海道エアシステム(以下、HAC)は、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合が審査・認証し奥尻町から発行されたカーボンクレジットを購入し、脱炭素化を推進しています。定期便を運航する航空会社として地域と一体となり、「サステナブル・アイランド奥尻」の実現を目指す取り組みに発展させていきます。
3.お客さまとともに-JALカーボンオフセット
JALグループでは、環境保護、温暖化の防止への関心の高いお客さまからの声にお応えし、ご搭乗いただく航空機が排出するCO2をオフセットできる選択肢として、「JALカーボンオフセット」をCHOOOSE社の協力の下、提供しています。
「JALカーボンオフセット」のボタンよりご利用いただけます。※外部リンクが開きます。