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限られた資源の有効利用

基本的な考え方

JALグループでは、資源循環型社会の実現に向けて、JALグループ環境方針に基づき、各事業のプロセスにおける4R*(リフューズ、リデュース、リユース、リサイクル)を推進しています。

*Refuse「リフューズ」、Reduce「リデュース」、Reuse「リユース」、Recycle「リサイクル」の頭文字の4つのRをとって4Rと呼んでいます。Refuseはごみになるものを持ち込まない、Reduceはごみを減らす、Reuseは繰り返し使用する、Recycleは資源として利用することを意味します。

プラスチック使用量の削減

廃プラスチックよる海洋汚染など、プラスチックの大量使用に起因した世界的な問題に対処するため、JALは2019年9月に全路線・全ラウンジでプラスチック製ストローとマドラーの提供を廃止しました。これにより年間約200万本のプラスチック製ストロー、約400万本のプラスチック製マドラーを削減しました。また、同じく2019年10月より、日本トランスオーシャン航空(JTA)が那覇発福岡行きの便のクラスJシートにて「木のストロー」を導入しました。2020年からは、地元沖縄県の木材を使用することで、地域の森林保全および持続的な林業の活性化にもつなげます。
また、月に一度プラスチック分科会を実施し、プラスチック削減方法や目標などについて議論を行っています。

*FSC®認証は、森林減少など世界の森林が抱える問題や市⺠の環境意識の高まりを背景として、1994年に設⽴された国際的な森林認証制度です。世界中の様々な利害関係者の意⾒を集め、環境・社会・経済のバランスのとれた10の原則、70の基準に基づき森林管理を審査、認証するFM 認証、林産物や紙製品の加⼯・流通(印刷などを含む)プロセスを対象とするCoC認証があり、独⽴した第三者機関が厳正な審査を⾏います。弊社ではサプライチェーン上のお取引さまにFSC®のCoC認証の取得をお願いしています。

ペーパーレス化の推進

JALグループでは運航乗務員、客室乗務員の紙媒体マニュアルの廃止を推進しています。iPadを活用し、マニュアルの電子化を進めること、またワークスタイル変革によるペーパーレス会議を進めることで、業務効率化と事業系ごみ削減の両立を図っています。

エネルギー使用量の削減

地上施設分野では、エネルギー消費原単位を年平均1%以上低減する目標を掲げています。経済産業省が実施する省エネ法「事業者クラス分け制度」において、2015年から6年連続で優良事業者(Sクラス)に認定されています。

機内ごみのリサイクル

JALグループでは、航空機内から出るごみのリサイクルに1993年から取り組んでいます。客室乗務員が機内でアルミ缶・瓶・ペットボトルの分別を機内で行い、新聞紙、機内誌などのリサイクルは空港ごとにマニュアル化して確実に実施しています。機内で分別された使用済みペットボトルは空港などの施設で焼却処理するのではなく、リサイクル再生の専門業者に依頼し、月間で2トン以上ものペットボトルを再生ペットボトルに資源循環しています。また、国際航空運送協会(IATA)、空港会社とも連携し、機内廃棄物処理の包括的な取り組みを継続しています。

制服のリサイクル

JALグループでは、2013年から整備士などの制服のリサイクルを行っています。古くなった制服を集め、外部のリサイクル工場に発送。工場では素材の選別後、他の生地とまとめて機械にかけて細断した後、それらを何度もときほぐし、綿状にします。それをまとめて再資源化し、吸音材として自動車のエンジンルーム内や車内などに広く使用されています。
また、社内でも、古くなった制服をウエスにする、業務で使用するバッグを制作する、社員の昼食買い出し時のプラスチック削減のためのエコバッグを制作するなどのリサイクルを行っています。

古くなった制服をリサイクル用に手渡す

加工のために制服を裁断する社員

ウエス作成のために裁断される制服

オフィス什器の削減とリユース、リサイクル

JALグループでは、オフィスで個人の席を指定しないフリーアドレス化を推進しています。それに伴い机に置く必要がなくなった什器類などのリユース、リサイクルを推進しています。

貨物梱包資材のリサイクル

医薬品や食品といった生活必需品などを航空貨物として輸送する際に、貨物が濡損しないようにポリエチレンシートを使用していますが、輸送後にこうしたプラスチック資材を廃棄せず、地籍調査事業で使用される境界杭などのリサイクル製品を製造販売している株式会社リプロに40年にわたり提供しています。
このうちICタグを内蔵した情報杭がいくつかの観光地に設置されており、スマートフォン経由で現地情報を配信するなど地域活性化にも貢献しています。

水資源の保全

JALグループでは、水資源問題に対応するため、使用量の削減と保全に努めています。
機体の修理工程や部品洗浄過程で使用する1日あたり約240立方メートルの純水は、処理施設で再生・循環させています。工場排水は、法令・条例に厳粛に対応しており、整備工場に併設する排水処理施設では、基準に基づいた水質管理の徹底と保全に努めています。工場用水の使用はありません。地上施設では、一部の施設での中水の利用や日々の節水に取り組んでいます。

食品廃棄削減に向けた取り組み

  • 生産・流通・加工を含めた食料システムの温室効果ガス排出量は世界全体の21~37%にもなると推定されています*。JALでは、運航における排出量抑制だけでなく、機内やラウンジで提供するお食事についても排出量削減に取り組んでいます。調理で出る残滓は成田発の国際線だけで月間約3トン(2019年実績)ですが、焼却せず全量飼料化しています。また、JAL運航の東南アジア線(深夜便)において、お食事を不要とされるお客さまの事前キャンセル受付サービス(“JAL Ethical Choice ~Meal Skip Option~”)を導入しています。

    *「温室効果ガスフラックスに関するIPCC(気候変動に関する政府間パネル)特別報告書」(2019年8月)

  • JAL Ethical Choice ~Meal Skip Option~
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