第5回 JALタンチョウフォトコンテスト


写真:第4回 JALタンチョウフォトコンテスト入賞作品
応募受付は終了いたしました。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
結果発表は5月下旬頃、当ホームページに掲載いたします。
この冬、JALは、第5回となるタンチョウフォトコンテストを開催します。
「生物多様性」-この言葉からは、地球上に生きる多種多様な動植物の種が互いに繋がり生きること、また、それらが生きるさまざまな生態系を守ることの大切さが想起されます。
JALグループは、世界中でその必要性が叫ばれている、この生物多様性の保全・啓発活動を、環境分野の大切な取り組みのひとつと考えています。
航空会社として日々の運航業務により、少なからず環境に負荷をかけているからこそ、「JALグループ生物多様性方針」を定め、それにもとづく活動を通じて、生物多様性を守ることの大切さを皆さまと共有し、将来の世代に伝えたいという想いがあります。
タンチョウをはじめとした動物や植物、そして美しく豊かな自然をずっと守っていくために...。
そんな想いを込めて、今冬このフォトコンテストを開催いたします。
JALグループの飛行機の尾翼に描かれるシンボルは、国の特別天然記念物である、タンチョウをモチーフにしています。
タンチョウは日本の美の象徴ともいえる存在でありながら、同時に絶滅を危惧され、国内希少野生動物種にも指定されています。
美しくも力強いタンチョウの姿を通して感じられた、生物多様性の大切さ、美しい自然を守り続けたいという皆さまの想いを、タンチョウの写真と温かいメッセージに込めて、ぜひ、JALへお寄せください。
実施概要
募集期間
2023年1月4日~3月31日
応募方法
応募受付は終了いたしました。
応募規約はこちらからご確認いただけます。
審査
4月頃
結果発表
5月頃
賞品発送
6月頃
展示
6月以降、優秀作品(一点)を阿寒湖温泉にある「阿寒アートギャラリー(Akan Art Gallery)」に展示予定です。
結果発表
最優秀賞
「舞い上がれー!」 安井 葉子 (50代) 愛知県
次々とタンチョウが飛び立ち、空にみるみる綺麗なラインができました。成鳥も幼鳥も混ざり合い10羽余りがV字になって飛んで行きました。どんな合図で飛び立つのか、どんな順番で編隊を組むのかは人間には知り得ませんが、目の前での光景はダイナミックで思わず感嘆のため息。釘づけになりました。
入賞賞品:国内線任意区間ペア往復航空券
選評 奥田直久(環境省自然環境局長)
青空を切るように隊列を成すタンチョウの姿が非常に印象的です。空・雪・タンチョウのコントラストが息を飲むほど美しく、非常に秀逸であると感じました。
MISIA賞
「祈り」 上村 浩一 (50代) 東京都
年始の寒い朝に静かに目を閉じるタンチョウ、まるで何かを祈っているようでした。環境問題か、平和な暮らしか… 人間の世界でも不安定な世界情勢が続いていますが、早く終息して欲しいと願うばかりです。
入賞賞品:MISIA関連グッズ
選評 MISIA(歌手)
コンテストで皆さまの写真を通して様々な鶴の姿を見させていただいてきましたが、このような写真は初めてで、とても心に残りました。タイトルのように本当に「祈り」を感じますね。
こうして改めて「タンチョウ」の名前の由来になっている頭頂部の丹(赤)を見ると、本当に美しいなと思いました。また、この丹と黒の模様が、小さな鳥の形のようにも見えてとても不思議です。
美しい村・鶴居村観光協会賞

「響き」 入江 貴史 (30代) 北海道
アイヌの人々が丹頂を湿原の神と崇めた理由は、心に響いた光景や瞬間があったからだと僕は思っています。陽が登れば消える霧と共に姿を消すその儚さもまた、その想いを増幅させている気がするんです。
入賞賞品:タンチョウ写真集
選評 和田正宏(NPO法人 美しい村・鶴居村観光協会理事長)
朝霧かかる背景から金色の日の出という素晴らしいチャンスを得られたこと、そして、日が昇れば消える霧と共に姿を消す儚さをタンチョウへの思いとして表現されたところがとても印象的で美しいと感じました。
スワロフスキー・オプティック賞

「夕景」 西山 亜希子 (50代) 北海道
綺麗な夕日の中のタンチョウ親子に出会いました。構図を意識しながら撮影しました。とても幻想的で、記憶に残るシーンでした。
入賞賞品:スワロフスキー・オプティックグッズセット
選評 横田篤(北海道大学理事・副学長)
沈みゆく大きな夕陽が美しい。丹頂のつがいかと思うと、真ん中に小さな雛の姿があり、えんじ色の太陽とともに温かな安らぎを感じる。一方で、大自然の中での子育ての厳しさも感じられる。全体のバランスも良く、作者の技量の高さが感じられる。
鶴居村賞

「1000年続きますように」 船越 誠 (60代) 北海道
タンチョウだけではなく全ての生物が等しく生き続けることのできる世界となることを切に望みます。
入賞賞品:鶴居村特産乳製品詰め合わせ
選評 安藤誠(写真家・北海道認定アウトドアマスターガイド)
背景やコントラスト等よくまとまった作品です。求愛シーンは誰もが撮影したいシーンですが、コメントの内容やストーリー性もさらに熟考されるとさらなる世界が広がってくると思います。
鶴雅グループ賞

「至高のデュエット」 松村 広一 (50代) 北海道
タンチョウが美しく見えるシーンはたくさんありますが、鳴き交わしで吐息が綺麗に流れていくシーンは特に美しいと思います。遂にそのシーンに立ち会えたこの瞬間、震えるほど感動しました。「落ち着け、指まで震えないでくれ」と念じながらシャッターを切りました。
入賞賞品:あかん湖鶴雅ウイングス 宿泊券(ペア1泊分)
選評 横田篤(北海道大学理事・副学長)
日の出時のピンクに染まった吐息。足元の枯れ草には霜が降りているのか吐息と同じくピンクに染まっている。無彩色に淡い色を重ねたようで綺麗。長焦点を生かした浅い被写界深度で丹頂鶴だけがクリアに浮かび上がっている作画も見事だ。
ニコンイメージングジャパン賞

「夕暮れに舞う」 五日市 弘之 (50代) 東京都
夕方タンチョウが徐々にねぐらに帰っていく時間帯。薄紅色に染まる夕空につがいのタンチョウが舞う姿に見惚れてしまいました。
入賞賞品:双眼鏡
選評 奥田直久(環境省自然環境局長)
夕焼けに染まる空を飛ぶ真っ白なタンチョウという構図が美しいと感じました。冬景色でありながらも色合いに暖かみを感じることができる素晴らしい作品です。
ビックカメラ賞

「優飛」 藤里 有 (50代) 北海道
夕暮れ時に塒に向かうタンチョウ親子です。直前まで家族3羽で採餌をしていて、父鳥の合図で飛び出した母鳥と幼鳥だと思います。幼鳥を気遣いながら塒に向かう姿と沈む夕日がマッチングして、とても美しい光景でした。また親が子供を慈しむ姿は人も鳥も同じであると感じました。厳しい冬を乗り越えて、無事幼鳥が成長してくれることを願います。
入賞賞品:写真プリント印刷サービス
選評 和田正宏(NPO法人 美しい村・鶴居村観光協会理事長)
スローシャッターを利用した躍動感のある作品で左からの光がとても効果的です。
ビックカメラ賞

「冬の天使」 浦田 マルニー (40代) 北海道
-10度以下の朝、木から差し込む太陽の光がとても美しくて、その光の下にタンチョウを飛んでほしいとずっと願っていたが、中々飛んでくれません。諦めずに1時間以上を待って、やっと美しく羽ばたく1羽のタンチョウが天使のように飛んでくれました。とても美しかった。
入賞賞品:写真プリント印刷サービス
選評 和田正宏(NPO法人 美しい村・鶴居村観光協会理事長)
一羽の幼鳥を木々を通した朝の光がスポットの様に効果的に差し込んでいます。羽根の形も力強さを感じます。
ビックカメラ賞

「躍動感」 川井 明弥美 (30代) 北海道
丹頂鶴自然公園にて、初めて赤ちゃん鶴を見ました。産まれて9日目くらいの子は早くも親から離れて遊ぶように走り回り、小さい身体の割には大きい脚で鶴の貫禄を早くも感じさせてもらいました。
入賞賞品:写真プリント印刷サービス
選評 本田 俊介 (株)ジェイエア 代表取締役社長
小川を走り抜ける雛鳥の「やんちゃさ、活発さ」が伝わる作品で、撮影者の視点がとてもユニークである点を評価しました。
ヒッコリーウィンド賞

「風切羽」 白木 雅之 (50代) 北海道
飛翔している丹頂の姿に魅了されます。特に風切羽の翼端の美しい曲線は、航空機のウイングレットのようにしなやかで力強く目に映ります。
入賞賞品:ネイチャーガイド券(半日)ペア
選評 安藤誠(写真家・北海道認定アウトドアマスターガイド)
作品のコンセプトや構図にとても良い個性が表現されています。ある意味究極のタンチョウの美しさの一部を的確に捉えた作品ともいえます。確かな技術やコンセプトで捉えられた写真があるからこそ我々が感動できる世界があります。
フェールラーベン賞

「陽光につつまれて」 渡辺 聡 (60代) 愛知県
夜を川の水辺で過ごしたタンチョウのファミリーは、朝陽が登って少し気温が上がってくると飛び立つ前に羽繕いや準備運動をします。黄色い朝陽が、川からの毛あらしで霧氷が着いた樹々も金色に輝いた中、タンチョウのdanceはいつまでも続いていました。
入賞賞品:フェールラーベン・KANKENバッグ
選評 安藤誠(写真家・北海道認定アウトドアマスターガイド)
粘り強くタイミングを待って撮影されていると同時に温かい撮影者の眼差しも表現されている素晴らしい作品。観光客や一般の人にはなかなか出会えないような貴重な場所や場面でもあります。
特別審査員

© リズメディア
MISIA(歌手)
国内屈指の実力派シンガー。2023年にデビュー25周年を迎える。
音楽活動と並行して社会貢献活動も積極的に従事。2010年3月には国連本部より生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の名誉大使に任命され、精力的に活動した。
現在も石川県での森林保全活動「MISIAの森」プロジェクトを実施するなど、生物多様性の啓発活動に意欲的に取り組んでいる。
審査員
主催

協賛賞品(50音順)
協力・協賛

