制服の歴史-JAL客室乗務員
1951-
キャビンアテンダントの制服をはじめ、さまざまなユニフォームを
創立時からさかのぼってご紹介いたします。
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1951年10月
- 日本航空(株)設立、資本金1億円
- DC-3型機「金星」号(フィリピン航空から賃借)で、披露・招待飛行を実施
初代(1号)制服
昭和26年8月~昭和27年9月クリックで開く色はシルバーグレー、生地は英国製トロピカルで襟あり(夏服)。
上着左胸の外付けポケット上部にJALの胸章。スカートは膝下15cmで横に小さなスリット。帽子は天井なし。
デザイナーは門田 稔さん。(羊屋社長)
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1951年10月
- 戦後初の国内民間航空営業開始(東京=大阪=福岡)
1954年2月
- 初の国際線開設(東京=ウェーキ=ホノルル=サンフランシスコ)
初代(2号)制服
昭和26年10月~昭和29年5月クリックで開く色は紺(エアフォースブルー)で生地は紺霜降りギャバジン地。襟あり上着、両袖に濃紺の一本線、3個の金属ボタン、左胸の切りポケット下部にウイングマーク。(冬服)スカートは前に大きなスリット、帽子は天井付きで左前部に銀色の翼。デザイナーは門田 稔さん。
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1953年9月
- DC-6B 1番機City of Tokyo号、羽田に到着
初代(3号)制服
昭和28年6月~昭和28年9月クリックで開く色は薄いブルーグレー、両袖にライトグレーの一本線、生地と同系色のボタン3個、左胸の切りポケット下部にウイングマーク(夏服)。スカートは前にスリット。帽子は天井付で左前部に銀の翼。
デザイナーは門田 稔さん。
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1954年2月
- 国際線開設
1956年12月
- 初の貨物専用便就航(DC-4型機)
2代目制服
昭和29年2月~昭和35年8月クリックで開く色は紺(ネイビーブルー)、襟なし上着、左胸ポケット下部に胸章、スカートはタイトで前スリット、帽子は天井付きで左前部に銀の翼、2代目制服からは夏冬兼用。
デザイナーは伊東 茂平さん。
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1960年8月
- DC-8型ジェット機サンフランシスコ線就航にあわせ制服を改定
1966年6月
- ザ・ビートルズが日航機で来日し武道館で公演
3代目制服
昭和35年8月~昭和42年3月クリックで開く色は紺ロイヤルブルー、襟なし上着、胸ポケットなし、4個の金ボタン、胸章あり。ブラウスは大きなW襟。 当時の牛乳配達員が被っていたような帽子。
(1961.12にターバン型の帽子に変更)
デザイナーは伊東 茂平さん。
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1967年3月
- 世界一周路線を開設
4代目制服
昭和42年3月~45年6月クリックで開く色はスカイブルー、着物のように前を打ち合わせた 上着で2つボタン。ポケットはフラップ付きで、右胸に真珠で縁取られた鶴丸のブローチ。ブラウスは丸首。
スカートは後ろスリット。帽子はお椀形で正面に鶴丸の帽章。
デザイナーは森 英恵さん。
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1970年7月
- 747ジャンボジェット就航
1976年7月
- DC-10 就航
5代目制服
昭和45年7月~昭和52年9月クリックで開く紺のミニスカートワンピースに幅広の赤いベルト、左胸外ポケットにJALの刺繍。前ボタンタイプから後ろジッパータイプとなり初めてスカーフが導入された。
デザイナーは森 英恵さん。
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1978年
- 新東京国際空港(成田)開港
1985年
- 767型機、国内線に就航
6代目制服
昭和52年10月~昭和62年12月クリックで開く紺のワンピースに6個の金ボタン、バックル付の赤いベルト、左胸外ポケットのフラップにJALの刺繍。あご紐付きのツバあり帽子で、長袖ボディシャツは3種類(赤と白の縞、紺と白の縞、紺無地)。デザイナーは森 英恵さん。
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1990年4月
- 747-400が就航
7代目制服
昭和63年1月~平成8年9月クリックで開く色は紺色、胸章付きの上着はミリタリー調ダブルスーツでウエストが絞られている。タイトスカート、ストライプ入りブラウスにリボンタイプのスカーフ。帽子は幅広で縁ありお椀形(鶴丸がはばたくデザインの帽章つき)。
デザインは本井 重信さん。(一般公募)
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1996年
- シーズンズクラス導入に合わせ着用開始
- スチュワーデスからフライトアテンダントへ呼称変更
8代目制服
平成8年10月~平成16年3月クリックで開く色はミッドナイトブルー、上着はシングルスーツに4個の金ボタンと4個の外ポケット。先任はベージュのダブルスーツ。帽子は廃止された。デザイナーは稲葉 賀恵さん。
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2007年12月
- JAL国内線「ファーストクラス」導入
- 国際線「JALプレミアムエコノミー」導入
9代目制服
平成16年4月~平成25年5月クリックで開く上着はシングルスーツに3個の金ボタン、襟あり。
スカーフは3種(ピンク・ブルー・グリーン)、先任客室乗務員のスカーフは2種(紺地に白、白地に紺)。
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2013年
- 787-8就航
- SKY SUITE 777(全クラスに新シート)を就航
2015年6月
- 787-9就航
2016年4月
- EMBRAER190就航
2017年4月
- ATR42-600就航
2018年12月
- ATR72-600就航
2019年9月
- A350-900就航
10代目制服
平成25年6月~令和2年3月クリックで開くジャケットはシングルスーツで金の2つボタン。襟と後ろのフレアプリーツはブランドカラーの赤で鶴をイメージ。ワンピースを採用。ベルトには鶴丸ロゴ。エプロン廃止。先任のジャケットは白。スカーフは、職位・会社毎に異なる。
デザインは丸山敬太さん。
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2020年2月
- JAL SMART AIRPORT 羽田空港で一部オープン
2020年3月
- オリンピック聖火輸送
2020年7月
- 世界初!羽田空港での自動運転車いすを活用したサービスを開始
11代目制服
令和2年4月~クリックで開くコンセプトはハイブリッドビューティー。ワンピースにシフォンのバルーンスリーブを採用。ウエスト部分はリブ編みで動きやすく。初のパンツスタイルも導入。ワンピースとパンツスタイルは選択できる。先任のジャケットは白。エプロン再導入。
スカーフは、職位別、会社別で異なる。
デザイナーは江角 泰俊氏。