第7回 JALタンチョウフォトコンテスト


写真:第6回 JALタンチョウフォトコンテスト入賞作品
応募受け付けは終了いたしました。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
結果発表は7月中旬頃、当ホームページに掲載いたします。
この冬、JALは、第7回となるタンチョウフォトコンテストを開催します。
「生物多様性」-この言葉からは、地球上に生きる多種多様な動植物の種が互いに繋がり生きること、また、それらが生きるさまざまな生態系を守ることの大切さが想起されます。
JALグループは、世界中でその必要性が叫ばれている、この生物多様性の保全・啓発活動を、環境分野の大切な取り組みのひとつと考えています。
航空会社として日々の運航業務により、少なからず環境に負荷をかけているからこそ、「自然に関するコミットメント」を定め、それにもとづく活動を通じて、生物多様性を守ることの大切さを皆さまと共有し、将来の世代に伝えたいという想いがあります。
タンチョウをはじめとした動物や植物、そして美しく豊かな自然をずっと守っていくために...。
そんな想いを込めて、今冬も、このフォトコンテストを開催いたします。
JALグループの飛行機の尾翼に描かれるシンボルは、国の特別天然記念物である、タンチョウをモチーフにしています。
タンチョウは日本の美の象徴ともいえる存在でありながら、同時に絶滅を危惧され、国内希少野生動物種にも指定されています。
美しくも力強いタンチョウの姿を通して感じられた、生物多様性の大切さ、美しい自然を守り続けたいという皆さまの想いを、タンチョウの写真と温かいメッセージに込めて、ぜひ、JALへお寄せください。
実施概要
募集期間
2024年12月10日~2025年3月31日
応募方法
応募受け付けは終了いたしました。
応募規約はこちらからご確認いただけます。
審査
4月~5月
表彰式
6月下旬
結果発表
7月中旬
展示
7月~9月、最優秀作品(一点)を阿寒湖温泉にある「阿寒アートギャラリー(Akan Art Gallery)」に展示予定です。
結果発表
最優秀賞
「Take off」 都丸昌也(神奈川県)
タンチョウは一般的なほかの鳥類のようにいきなり飛び立たず、飛行機のように地上で加速して揚力を得て空に上がっていきます。ただ、加速の仕方が飛行機のように滑らかではなく、新雪を蹴り上げながら「ドタドタ」と走って加速していくため、加速時にいろいろなポーズを見せてくれます。この写真は最も羽根を広げた瞬間で、貯めた力を一気に推進力に変えようとしている姿に見えました。
入賞賞品:国内線任意区間ペア往復航空券
写真プリント(A3サイズ)サービス
選評 大石正行(鶴居村 村長)
この作品は、雪原を舞台に丹頂がまさに飛び立たんとする、生命力溢れる一瞬を鮮やかに切り取っています。広げられた翼の躍動感、足元から舞い上がる雪の飛沫、そして鶴の影が長く伸びる様子が、光と動きのドラマチックなコントラストを生み出しています。
選評 安藤誠(写真家・北海道認定アウトドアマスターガイド)
離陸というまさに飛行機好きな方のタイトル。まとまった構図に背景のボケの美しさと映り込んだ影のバランス。真剣に楽しみながらタンチョウたちと写真を通じて向き合う姿勢が素晴らしい。JALのフォトコンテストに相応しい一枚を有難うございました。
特別審査員

© リズメディア
MISIA(歌手)
国内屈指の実力派シンガー。
音楽活動と並行して社会貢献活動も積極的に従事。2010年3月には国連本部より生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の名誉大使に任命され、精力的に活動した。
現在も石川県での森林保全活動「MISIAの森」プロジェクトを実施するなど、生物多様性の啓発活動に意欲的に取り組んでいる。
MISIA賞

「受け継がれる命」 上村浩一(東京都)
両親の愛情を一身に受ける雛、心温まる場面に出会えました。タンチョウ再発見から100年、懸命に保護活動に携われた方々へ敬意を表すると共に、この美しい命が守られ続けることを願わずにはいられません。
入賞賞品:MISIA関連グッズ
写真プリント(A3サイズ)サービス
選評 MISIA(歌手)
雛に注がれるまなざしと愛情。いのちが育まれ、受け継がれる光景にあたたかな未来を感じ、選びました。多様な生きものが共に生きるこの地球で、こうした風景がいつまでも見られますように。
アスティー賞

「舞夢淡麗」 作田純(北海道)
早朝の音羽橋、太陽が薄い雲に見え隠れし、まるで夢の中のような淡い光の中、タンチョウの親子が舞い降りてきた。羽を広げた姿が風もない川面に写り込んだ。息を飲む美しさに感動を覚えた。
入賞賞品:JAGUY モールギアコンテナ M
選評 長谷川康弘(北海道大学副理事)
3羽のタンチョウが同時に着水する姿は、まるで飛行機の着陸シーンのよう。翼を広げて降り立つ様子と静かな川面に映る姿が美しく、JALの着陸を思わせるような演出に感銘を受けました。
美しい村・鶴居村観光協会賞

「日輪と丹頂」 森井章三(北海道)
日輪の中を丹頂が自分に向かって飛んで来るようで夢中で撮影しました。
入賞賞品:和田正宏サイン入りタンチョウ写真集
選評 和田正宏(NPO法人 美しい村・鶴居村観光協会理事長)
この様な条件を一枚の作品ととして撮ることはそうあることではないでしょう。前方を飛ぶ7羽のバランス、後方の4羽との対比が遠近感を高めています。
スワロフスキー・オプティック賞

「朝陽の贈りもの」 松倉毅(北海道)
朝焼けが反対側に当たり、周りがピンク色にタンチョウつがいも楽しそう、氷点下の中の静寂。
入賞賞品:スワロフスキー・オプティックグッズセット
選評 長谷川康弘(北海道大学副理事)
まるで絵画のような美しさ。朝焼けのグラデーションが水面に映え、幻想的な世界が広がります。タンチョウと白鳥の絶妙な距離感、桜を思わせる柔らかなピンクの光が、氷点下の景色に穏やかで温かな印象を与えています。
鶴居村賞

「舞」 田子正二(神奈川県)
突然雪原を駆け出し、リズミカルにテンポ良く、優雅な舞を見せてくれるタンチョウペアの求愛ダンスに魅せられました。その感動の一瞬を作品にしました。
入賞賞品:鶴居村特産品詰め合わせ(1万円相当)
選評 大石正行(鶴居村 村長)
この作品は、雪原を舞台に丹頂のつがいが繰り広げる求愛の舞、あるいは生命の躍動を、見事なまでにダイナミックに捉えています。広げられた両翼の圧倒的な存在感と、それぞれの鶴が魅せる繊細な動きが、まるで時が止まったかのような美しい瞬間を創り出しています。
鶴雅グループ賞

「調和」 佐藤章(北海道)
釧路湿原では太陽光発電施設の建設に歯止めがかからない状況が続いている。これにより、タンチョウが住む湿原の乾燥化が進み、生息地に与える影響について懸念が高まっている。しかし再生可能エネルギーの必要性も高まっており、この二つの問題をどうバランスを取るかの課題が露呈している。秋桜(コスモス)の花言葉は「調和」。エネルギーの確保も大切であるが、タンチョウと秋の優雅な美しさがいつまでも続くことを切に願うばかりである。
入賞賞品:あかん遊久の里鶴雅 ペア宿泊券(1泊2食付き)
選評 大石正行(鶴居村 村長)
この作品は、秋風に揺れる色とりどりのコスモス畑に、凛とした佇まいの丹頂を配した、見事な「調和」を表現しています。一般的に雪原での姿が印象深い丹頂ですが、満開の花々の中に立つ姿は、その白い羽根が一層際立ち、幻想的な美しさを放っています。
ニコンイメージングジャパン賞

「白銀の調べ」 原純也(大阪府)
静けさに耳を澄ます。風に誘われ、鶴と雪がふわりと舞い降りる。遠い空へと響く一声の余韻。やがて、その響きは雪に溶けてゆく。
入賞賞品:双眼鏡「MONARCH M7 8×30」
選評 長谷川康弘(北海道大学副理事)
この写真を見た瞬間、映画のワンシーンの雪景色がよみがえり、心が震えました。凛と立つタンチョウに主人公の姿が重なり、映像と記憶、自分自身の過去までもが交差するような不思議な時間を過ごせました。あらためて写真の力に感謝します。
BIRDER賞

「荒鷲、襲来」 上村浩一(東京都)
夕暮の湖畔、静寂を切り裂くように奇襲を仕掛けてきたオジロワシ。怯むことないタンチョウの見事な迎撃の一瞬を捉えることが出来ました。
入賞賞品:バードウォッチング月刊誌「BIRDER」1年間購読権
選評 和田正宏(NPO法人 美しい村・鶴居村観光協会理事長)
夕焼けが湖面に反射し、タンチョウが採った獲物をオジロワシが横取りした瞬間でしょうか。実に素晴らしい一瞬を捕えた作品です。シルエットで表現したことが、タンチョウとオジロワシの力強さが伝わってきます。
ビックカメラ賞

「響き愛」 佐々佳奈(北海道)
しんしんと降り積もる雪とともに舞い降りた2羽のタンチョウ。広大な雪原、雪化粧した木々、静寂、万物が重なり合い無限に広がる世界。今、この現実の世界は混沌とした状況で、戦い、奪い、支配することでどこへと向かうのだろうか。このファインダーの中にある調和と共鳴の世界をずっと覗いていたい気持ちだった。
入賞賞品:写真プリント(A3サイズ)サービス
選評 和田正宏(NPO法人 美しい村・鶴居村観光協会理事長)
粉雪降る中での着地の瞬間ですね、2羽のバランスも良く、背景の粉雪に霞む森が、この作品の良さを演出しています。手前の雪面を切り上部を出すと、バランスの取れたもっと落ち着いた作品になります。
ヒッコリーウィンド賞

「おうちに帰るよー」 内藤暁(神奈川県)
氷結したシラルトロ沼にうっすらと積もった雪の表面が夕日で金色に輝いていました。その上を一羽タンチョウがウロウロと足跡をつけながら、少し離れたところにいるパートナーへ声を掛けていました。
入賞賞品:オリジナルフォトエッセイ3冊+DVD1枚+安藤誠監修・JAGUY リアルツリー柄サコッシュ
選評 安藤誠(写真家・北海道認定アウトドアマスターガイド)
優しい光の差し込む時間にじっくりとタンチョウたちと向き合って描かれた一枚。物語性と絵的に表現された新雪のタンチョウの足跡のトレースが素晴らしい。ストーリーのある絵には見るものを感動させる力があります。余白や構図のとり方も秀逸です。
フェールラーベン賞

「絆」 中村良樹(アメリカ)
タンチョウは最も美しい鳥の一つだと思う。特に雪を背景としたタンチョウは日本画のようだ。鶴居村の伊藤タンチョウサンクチュアリで薄曇りの中、真っ白な背景の中タンチョウの夫婦が踊りの締めくくりのポーズをとってくれた。
入賞賞品:フェールラーベン デイパック
選評 安藤誠(写真家・北海道認定アウトドアマスターガイド)
タンチョウの美しさや生態をしっかり捉えたうえでのまとまった構図が素晴らしい。求愛のダンスの最後にとるポーズを見事に絵として収めています。美しいタンチョウのつがいの特徴を絆というタイトルで表現したのも見事です。
審査員
主催

協賛賞品(50音順)
協力・協賛
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